※このイベントは終了しました
「LOVE FOOD」素晴らしいタイトルです。初めて聞いた時「トム・ジョーンズの華麗な冒険」のこのシークエンスを思い出しました(こっちのトム・ジョーンズもいいですが)展示作品にこのシーンのような艶かしさが見て取れるかはともかく、それぞれが自分勝手に描いたニュートラルな作品が、六本木のギャラリー東京バンブーに集まりました。「媒体=活動範囲」で分別ができるのもイラストレーターの面白いところですが、同業者から見ればタマらないメンバーが集ったこんな展覧会が、実はもう始まっています。
そのメンバーというのが、あずみ虫、網中いづる、安斎肇、浦野周平(Shu-Thang Grafix)、サイトウユウスケ、白根ゆたんぽ、高橋キンタロー、平松昭子、師岡とおる、の9人。活動媒体は、文芸、雑誌、絵本、広告、パッケージ、空間演出と、バランスよく多岐に渡っています。分かりやすくダンスに例えると、バレエ、社交、ストリート、タップ、ジャズ、エアロビ等々の明日を担う若手ダンサー?が集まったと思ってください。いや、そこまでじゃないか。まあいずれにせよこの面子を見渡して、企画した高橋キンタローさんのブッキングセンスを感じるあなたは、かなりのイラストレーター通です。ところでこの皆さんお互いの作品ちゃんと知ってるんでしょうか。
その会期中の3月20日春分の日にトークイベントがあります。進行役を僭越ながら私が引き受けることになりました。さてこの作家集団の中で手前のような職業イラストレーターが何をお聞きすれば良いのでしょう。それはともかくとして、同じイラストレーターとはいえ活動媒体の微妙な違いが不協和音を奏でる、そんな楽しいトークになればと思います。
Map
※このイベントは終了しました
2月1日(金)のワークショップ茶ノ間、伊藤桂司さんの講座で対談します。今回は私がゲストなので内容は伊藤さんにお任せしてますが、事前の通知ではお互いの作品について時間一杯話そうということでした。いつもはデザインやアートをとりまく環境や歴史の話ばかりで、自分の絵についてほとんど話してませんでしたが、今回は(イラストレーションとして使用するために描いた)自分の絵を分かりやすくまとめる良い機会じゃないかなと思ってます。
日本に輸入された頃の「イラストレーション」の意味は、そのビジュアルが置かれた状態を指すデザイン用語でした。この「状態」には条件がいろいろあります。さてビジュアルですから当時は写真もイラストレーションと言っていましたが、それが時代を経て変化し、現在はその絵の内在的な性質を示す言葉として善くも悪くも自明のように使われています。しかし伊藤さんとの対談では多分、元来の「メディア上で機能するビジュアル」という意味に焦点を定めた話になりそうです。このことを押し進めれば「あらゆるメディアを越境したビジュアル」という刺激的なテーマに行き着き、そしてこうしたダイナミズムがイラストレーションには可能性として元々あるのだというのが、たぶん(笑)伊藤さんとの共通認識じゃないかなと思っています。
※茶ノ間:問い合わせ&Map
※伊藤桂司:UFGホームページ/プロフィール
※このイベントは終了しました
谷中にあるワークショップ茶ノ間にて1月18日(金)奥原しんこさんと対談します。奥原さんはSCAI THE BATHHOUSEの所属作家としてアートの分野でも活躍中のイラストレーターです。この「アートの分野でも活躍中のイラストレーター」とは何か、というのが対談の主なテーマになるのではと思っています。こうした議論は80年代にある程度盛り上りを見せたもののその後収束、じゃあなぜ今?ということになるのですが、その頃のデザイン業界主導と違い現在のそれはアート業界主導型の現象と考えられ、そこに新たな考察の余地があるとともに、渦中の作家にお話を聞く意味もあるはずです。奥原さんは4月にSCAIでの個展を予定しているそうなので、個展への抱負や作品コンセプト、イラストレーション制作との意識の違いなど、なるべく具体的にお話を伺いたいと思います。
※茶ノ間:問い合わせ&Map
※奥原しんこ:ホームページ/プロフィール
※このイベントは終了しました
またもや直前のお知らせですが 、’04年からデザインユニットFirelightとして参加してきたセントラル・イースト・トウキョウの企画で、アートディレクターだったりプロデューサーだったりキュレーターだったり准教授だったりする佐藤直樹さんと今年も対談をやります。テーマは特にないので(もしかしたら佐藤さんの頭の中にあるかも知れませんが)どうなることやらさっぱり分かりません。なお意外なゲストが乱入する可能性が高いとのこと。入場料今回もタダです。あれ?ここってアジールの引っ越し先じゃないですか。
※以下スケジュール表より抜粋
サービス率0%公開インタラクティブ人生相談
〜50へと向かうイラストレーターとデザイナーが客数0人になるまで語り合う〜
11/28 22:00〜(たぶん朝まで)
東京都中央区日本橋大伝馬町15−3 (内田ビルB1F)地図
都築潤と佐藤直樹。内容ナシ。当然タダ。
©2007 Tokyo Illustrators Society
※このイベントは終了しました
ちょっと遅めの告知ですいません。国立新美術館で6月27日から東京イラストレーターズ・ソサエティ主催の「Tokyo Illustration 2007」が始まりました。公募部門、会員部門、併設部門の3部構成になっています。会員展の作品テーマについての文章を書かせていただきました。画像のイラストレーションはTIS大賞の北村佳奈さんの作品です。
この展覧会のイベントで30日(土)にトークショーを開催します。
3度目となる今回は「テレビとイラストレーション」というテーマで、伊藤桂司、五月女ケイ子 、藤枝リュウジの3名の皆さんをゲストにお迎えしてのシンポジウムです。過去2回あまり触れられなかったイラストレーションとメディアの関係について、できるだけ踏み込んでお話しできればと思っています。また7月7日にはイラストレーションクリニックも催されます。詳しくはイベント情報をご覧ください。
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