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©2007 BIJUTSU SHUPPAN-SHA, LTD.

みづゑです。もともとは20世紀初頭に創刊された日本近代絵画の草分け的専門誌です。リニューアルを経て、現在はいわゆる絵本寄り、手作り寄り、さあ描いてみましょう寄りの、今もっとも一般的イメージに近いイラストレーションを紹介している雑誌かも知れません。私とは縁遠いメディアだと思ってました(笑)そのみづゑがこのたび雑誌から書籍になるそうです。

新たにみづゑBOOKとなった6月26日発売号のインタビューで、イラストレーションに関してお話しさせてもらいました。グラフィックデザインの用語として輸入され、現在あまりにも多様化した日本のイラストレーションの大ざっぱな流れを、おもにアドバタイジング中心にお答えしています。デザインやメディアとの切り離せない関係や、「イラスト」と略され本来とは違う意味で使われるようになった経緯など、話したいことはまだたくさんありましたが、それは次の機会に譲るとして、時代とともに変化していくイラストレーションの取り留めのなさや面白さが、今回とりあえず伝わればと思っています。イラストレーターって肩書きも考えものです(笑)

楽天で見る美術出版社ホームページ日本のイラストレーション50年
  
©2001 Rikuyosha Co., Ltd. ©2001 Tokyo Illustrators Society

エロティシズムというテーマで構成されたTIS年鑑’01〜02’合併号です。この中の企画でプロのイラストレーターによるヌードデッサン大会が催されました。右が私の描いた作品です。マッス、ムーヴマン共ほぼ正確に対象を捉え、生命の躍動が伝わる強い作品となりました。構図はドガを引用しています。表紙の写真がモデルの男性なのでぜひ比べてみてください。必要ないとは思いますが念のためモザイク処理を施しました。

この本の別企画で「漫画エロトピア」のカバーイラストレーションについて、イラストレーターの横山明さんにインタビューしています。私は中学高校とエロトピアのファンで、画材やテクニック等、悶々と疑問に思ってたことをすべて解消することができ、大変すっきりとしました。それから無理を言って「悪霊島」のポスターの原画も見せてもらいました。驚いたことに、木炭の粉を脱脂綿を使って紙にぬり、その上から練りゴムで描いたんだそうです。表紙の可愛いエンジェルはスージー甘金さんによるCGです。

六耀社ホームページ
  
©2007 Hideki Nakazawa   ©2001 Hideki Nakazawa

※このイベントは終了しました

5月12日(土)名古屋で美術家の中ザワヒデキ氏と対談します。中ザワ氏との対談は’05年に引き続き2度目。今回は前回よりも多めに時間をいただき、へたうまから現代美術、コンピュータグラフィックまで、絵画という不可解なメディアについてたっぷりディスカッションしたいと思っています。名古屋近辺在住のみなさま、また当日名古屋におでかけのみなさま、お時間と500円をお持ちであればぜひお立ち寄りください。以下ギャラリーセラー告知文面の転載です。

<緊急決定!中ザワヒデキ展「脳内混色絵画」関連対談 都築潤氏を迎えて>

「ニュー・エイドス/ニュー・ヒュレー」
デジタル・グラフィックの分野で活躍する都築潤は、デジタルにおいてこそ「形」と「色」の二項対立が強調されるべきであると考えており、かねてからの中ザワヒデキの主張と一致しています。二人はさらに、この対立がルネッサンス芸術に於けるフィレンツェ派とヴェネツィア派の対立、アリストテレス哲学におけるエイドス(形相)とヒュレー(質料)の対立にまで遡及するとの見解においても一致しています。しかしながら都築がデジタルの形態=「ベクター」派を自任するのに対し、中ザワはデジタルの色彩=「ビットマップ」派を自任しているという立場の相違があります。都築はベクター表現者達による「ニュー・エイドス」展を企画立案中で、中ザワはビットマップ表現の最新の成果を当ギャラリーでの個展「脳内混色絵画」として現在開催中です。

緊急の告知となりますが、ギャラリーセラーでは都築潤氏をゲストとしてお迎えし、個展作家である中ザワヒデキとの対談を下記の通りセットしました。新時代の表現の奥義を知る上で大変重要な機会となるかと思われます。是非お越しください。

<対談>
ゲスト:都築潤(イラストレーター)
個展作家:中ザワヒデキ(美術家)

2007年5月12日(土) 個展最終日
午後3時START 料金 500円 予約不要
会場 ギャラリーセラー

<備考>
中ザワヒデキ展「脳内混色絵画」
開催中〜2007年5月12日(土)
2:00 pm - 7:00 pm
日月祝休

ギャラリーセラー
461-0005名古屋市東区東桜1-5-10 collection東桜1F
tel 052-971-1780 Map

※プロフィール:中ザワヒデキ都築潤

※西洋画人列伝を amazonで見る中ザワヒデキの美術史書一日一品

©2007 Jun Tsuzuki

※このイベントは終了しました

4月29日より横浜の日本新聞博物館で「MOTTAINAI(もったいない)へ~キャンペーン報道の力」を開催しています。その一環としての企画展「マイバッグチャリティ展」に女性の顔を描いたバッグを出品しました。これらはオークション形式にて販売され、売り上げはノーベル平和賞受賞ケニアのワンガリ・マータイさんの植林活動「グリーンベルト運動」に寄付されます。似顔は左から「沈黙の春」のレイチェル・カーソン、ワンガリ・マータイ、「なぜ世界の半分が飢えるのか」のスーザン・ジョージの3女史です。近くにお出での際は気軽にお立ち寄りください。博物館2Fの無料展示ゾーンです。「MOTTAINAI」詳細

<オークション参加方法>
展示ゾーン横のグッズショップ「ミュゼ」にて用紙をもらい、購入希望額を明記してレジ横に設置した受入箱に入れてくださいとのことです。

©2004 BIJUTSU SHUPPAN-SHA, LTD.

赤瀬川原平の特集号。同じくハイレッド・センターとして活動していた高松次郎考察の頁で、美術家の中ザワヒデキさんに私の「虫の絵」を引き合わせて解説していただきました。高松は影のシリーズが有名ですが、この本で中ザワは「数」の観点を導入し、形態論の立場での野心的な解読を試みており、高松作品全体を貫く普遍への志向が、そこに表徴されている様を読み解いています。なおこの考察は、同時期の府中市美術館「高松次郎ー思考の宇宙」展においてレクチャーとして再現されました。Fujisan.co.jpで見る
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