©1994 Pepper Shop.
フリーペーパーだったPEPPER SHOPが雑誌としてリニューアルした第1号で、編集長兼アートディレクターを古賀学さんが継続してやっております。これが「赤塚不二夫のペッパーショップ」と銘打たれ、表紙につらなるマージナルな面々が、赤塚不二夫に思いの丈を捧げるトリビュート版という内容でした。今改めて読むと、数々の貴重な情報からその当時の盛り上りぶりが偲ばれます。
ちょっと黄ばんでますが右の絵が掲載された私の作品です。バカボンのパパがバカボンのパパを手術している風景を描写してあります。たしか何かの意味があったのですが今は思い出せません。創刊を記念して渋谷の松濤スタジオというところで掲載作品の原画の展示&イベントも開かれました。表紙の似顔はマー関口さんです。すごいですねこの絵。
©1994 GENKOSHA Co.
神戸の中古レコード店に置いてあったチラシで全国暴力追放運動推進センターというところを知りました。この団体は、当時施行されたばかりの暴力団対策法にともなって設立された公益法人で、ヤクザから足を洗った人たちの手記集「暴力追放BOOKシリーズ」という本を全四巻発行しています。さっそく取り寄せて読んだところ、巻末に資料として暴力団の公用語集が載っていました。「さつ」「わっぱ」「なおん」などのヤクザ言葉から取材し、組織から離脱する若者の物語を描いたのがこの作品です。
高倉というキャラクターが初登場し以降この旅に付き添うこととなります。背中の入れ墨が前回までのあらすじになっています。ほぼ中央下部に「アメリカを葬った男」とあだ名された、サミュエル・ジアンカーナというマフィアのボスもコラージュしました。そういえばタイトルが「任侠紙風船」になってますね。フレキシブルですね。
©2004 Bungeishunju Ltd.
TITLEのこの号は、一冊まるまるNTTドコモとのタイアップ構成になっていて、随所にFOMAの攻略法などがちりばめられており、ドコモ愛好者にとってはとても楽しく読めます。このバーコードラリーのページも、ドコモの携帯で読み取ったQRコードの指示にしたがい、都内3カ所のドコモショップをまわって3つのアイコンを集め、プレゼントの応募資格をゲットするというゲームが紹介されています。
絵の方はというと、山手線を中心に東京の名所を自由に描いてくれと言われたので、東京駅や都庁などの定番とともに、代々木のドコモタワー、旧首相官邸、個人的に大好きな新宿の目などを取り混ぜて楽しく描かせてもらいました。
さて、左下の男の目がiモードマークになっています。これがこのイラストレーションのミソなのですが、当初はボーダフォンのマークを描いて納品したところ「それはやめてくれ」ということで差し替えられてしまいました。こうした日本メーカ−の閉鎖性に世界シェアをうばわれた原因がありそうですね。もちろん冗談ですが。TITLEホームページ
©1989 Nippon Television Network Corporation
「鶴ちゃんのプッツン5」とは土曜日の夕方5時にやっていた日本テレビ系の公開バラエティ番組です。リニューアルにともない、ステージの壁画として使用するとの依頼で描いたのですが、実際には画面にほとんど映らなくてがっかりしました。その時の映像も一応こちらで見つけました。全部見ててもダラダラ長いだけなのであくまで確認ということで。
※プッツン5の映像は残念ながら削除されたようです
さてこの絵はその原画です。こっちの方を1990年の「年鑑日本のイラストレーション」に応募したところ見開きででっかく掲載され、本チャンのTVより数倍嬉しかったのを覚えています。TVはメディアとしての影響力が大きいので、様々な周辺の記憶を呼び起こしてくれ、思い出話も弾むはずですよねフツー(笑)
©2007 Hideki Nakazawa ©2001 Hideki Nakazawa
※このイベントは終了しました
5月12日(土)名古屋で美術家の中ザワヒデキ氏と対談します。中ザワ氏との対談は’05年に引き続き2度目。今回は前回よりも多めに時間をいただき、へたうまから現代美術、コンピュータグラフィックまで、絵画という不可解なメディアについてたっぷりディスカッションしたいと思っています。名古屋近辺在住のみなさま、また当日名古屋におでかけのみなさま、お時間と500円をお持ちであればぜひお立ち寄りください。以下ギャラリーセラー告知文面の転載です。
<緊急決定!中ザワヒデキ展「脳内混色絵画」関連対談 都築潤氏を迎えて>
「ニュー・エイドス/ニュー・ヒュレー」
デジタル・グラフィックの分野で活躍する都築潤は、デジタルにおいてこそ「形」と「色」の二項対立が強調されるべきであると考えており、かねてからの中ザワヒデキの主張と一致しています。二人はさらに、この対立がルネッサンス芸術に於けるフィレンツェ派とヴェネツィア派の対立、アリストテレス哲学におけるエイドス(形相)とヒュレー(質料)の対立にまで遡及するとの見解においても一致しています。しかしながら都築がデジタルの形態=「ベクター」派を自任するのに対し、中ザワはデジタルの色彩=「ビットマップ」派を自任しているという立場の相違があります。都築はベクター表現者達による「ニュー・エイドス」展を企画立案中で、中ザワはビットマップ表現の最新の成果を当ギャラリーでの個展「脳内混色絵画」として現在開催中です。
緊急の告知となりますが、ギャラリーセラーでは都築潤氏をゲストとしてお迎えし、個展作家である中ザワヒデキとの対談を下記の通りセットしました。新時代の表現の奥義を知る上で大変重要な機会となるかと思われます。是非お越しください。
<対談>
ゲスト:都築潤(イラストレーター)
個展作家:中ザワヒデキ(美術家)
2007年5月12日(土) 個展最終日
午後3時START 料金 500円 予約不要
会場 ギャラリーセラー
<備考>
中ザワヒデキ展「脳内混色絵画」
開催中〜2007年5月12日(土)
2:00 pm - 7:00 pm
日月祝休
ギャラリーセラー
461-0005名古屋市東区東桜1-5-10 collection東桜1F
tel 052-971-1780 Map
※プロフィール:中ザワヒデキ/都築潤
※西洋画人列伝を amazonで見る/中ザワヒデキの美術史書/一日一品
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