©2007 GENTOSHA INC.
こんな大ざっぱな勢いだけの人生で大丈夫なのかしらと考えさせる本の装丁を、同じく大ざっぱな勢いだけのイラストレーションでデザインできたことを、編集者やディレクターの方々に感謝しております。他人からみるとどこまで自覚的につくられているか量るのは難しいものですが、あえて説明すれば表紙から内容を通して裏表紙まで、一律アバウトな手法で貫かれた希有な本じゃないかと思います。
書評ではないので絵について二三。全体的には中国を活写してます。天安門、太極拳、上海タワー、胡錦濤、飲茶、文革、紅衛兵、張作霖爆殺、長城、二胡、ミサイル駆逐艦、最新の高速鉄道やスタジアム、その他諸々、ざっくばらんに抽象化をほどこしたこれらのアイテムは、うろ覚えで描いた場合とほぼ大差がないものになりました。色の方は何となく赤、いや紅かな、それと黄色。この組み合わせがやっぱり中国で、もちろん国旗の色組からの引用です。様々な媒体を通して植え付けられる、記憶と予想の入り交じったイメージの混合そのものが俗なる現中国ではないでしょうか。いま考えてみるとパンダがいませんね。
amazonで見る/幻冬舎ホームページ/さくら剛ホームページ
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
最新記事
(06/08)
(06/08)
(08/31)
(10/21)
(09/03)
カテゴリー
関連グッズ
ブログ内検索