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公開最終審査ではほんとにカロリー消費しました。
グランプリの寺本愛さんおめでとうございます!
(柿木原さん写真おかりします)



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第9回グラフィック部門の1-WALL展が始まりました。5日には公開最終審査がおこなわれます。これほんとに面白いのでぜひ観にきてくださいませ。ということでラインナップは、江波戸李生勝正光寺本愛とんぼせんせい三山真寛横山かおるという面々であります。前回の顔ぶれもとてもユニークでした。一望して分野横断的になるその理由というのも、審査側としては嗜好の幅をできるだけ拡げ、グラフィックとは何かという問いに対し結果的に作画表現に一定の傾向がない出品群となることを暗に望んでいるからです。問題はそこじゃないんだよという強い示唆が、これには含まれているのかも知れません。

どんな作品でも良いのよ、平面ならね♡・・・じゃあその基準はどこに?

それが古くには「イラストレーション」ちょと昔は「アート」と呼ばれましたが、いつの間にか「ART」のうねりに飲み込まれ、その反動なのでしょうか「グラフィック」という呼称が再認識されて今はその中にあるようです。というよりこの一連の運動の中に基準らしきものが隠れているのです。そこには「グラフィックアート」とは呼べない不思議さがあり、一方でジャンルを無節操に横断したくはない自分もいて、こんなふうにけっこう整理はしてるけど人に伝えるのは至難の技というのが正直なところ。なるほどこれこそが、言語とはリファレンスの体系であるという何よりの証拠かも知れません。ついでに言うとちょっと昔の「アート」の時代はグラフィック展という看板が掲げられたにもかかわらず、選ばれた呼称は「アート」でした。



こうして毎回似たような課題が浮上します。前述のように作画表現を限定させまいとして応募作品各々に、分野別の嗜好にしばられずもしかし何か透徹した解釈を迫られ、最先端なんてものがない今これは愉快なことでもあるしそーゆう状況で下野薫子を発見できたことは喜びですが、この状況で今日言うところの「グラフィック」の、たとえば絵画やコミックやデザインやアニメーションなどの歴史とか時間とかがつくってきた文脈をある程度無視して、簡単に言うと分野の専門性を切り離したその外側で、尖端性や既視感を再設定しかつそれを裏切り続けなければならないという、このような課題がまたきつい。隠れてる基準をさがし物差しにするというのは、そういうことだと思います。だから今回の公開審査も参加者全員がそうとうにカロリーを消費する現場となるでしょう。とはいえ「複製」がキーであることに変わりはありませんけど。(敬称略)

とにかく百聞は一見にしかず!
展覧会、公開審査、トーク、PFレヴューをぜひ体験しにきてください。

【第9回グラフィック「1_WALL」展】
2013年9月2日(月)~ 9月26日(木)
11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

【公開最終審査】
9月5日(木)6:00p.m.-8:30p.m.
審査員:居山浩二 柿木原政広 菊地敦己 都築潤 長崎訓子
入場無料、要予約(TEL 03-5568-8818)
審査会はどなたでもご観覧いただけます。

【トークショー】 
「グラフィックのいま、これから」VOL.2
第8回グラフィック「1_WALL」会期中に開催したトークショーの続編です。
前回語り切れなかったことを語りつくします。
開催日時:9月12日(木)7:30p.m.-9:00p.m.
入場無料、要予約(TEL 03-5568-8818)*予約受付中

ゲスト:
菊地敦己(アートディレクター)
都築潤(イラストレーター、グラフィックデザイナー)
室賀清徳(『アイデア』編集長)

【ポートフォリオレビュー】
各界で活躍する方々をレビュアーにお迎えし、ポートフォリオレビューを開催します。参加者以外の方も見学できるオープンな場です。ぜひお出かけください。
開催日時:9月25日(水)7:10p.m.-9:00p.m.
入場無料、入退場自由、見学可

レビュアー:
大原大次郎(グラフィックデザイナー)
サイトウユウスケ(イラストレーター)
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