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北京オリンピックが終わってからも残暑が続いてますが、金メダルを取った北島選手が表紙のちょっと前の Number でこんな飾り絵を描きました。見開きページ一杯に細かいキャラクターがレイアウトされてるのを見るのは、空間にパーツを並べてるみたいで楽しいのですが、描いているときは部品を組み立てる熟練工のように、ストイックな気持ちで作業しています。こいう作業は没頭できます。
描いている段階でつい気になるのは、並べたときの全体が活き活き見えてくるかどうかなんですが、これってただ色価の関係だけじゃないと思います。例えばキャラクターの性格にも引力のようなものがあって、各々が引っ張ったり突き放したりしながら、バランスのとれた紙面が出来上がってくような気がします。その性格とは、固いとか柔らかいとか、静や動、生き物なら性別だったり、かわいいとか怖いとか貧乏くさいといった、キャラクターのもつ意味のようなものです。でも最初からバランスを考えすぎるのはよくありません。ある程度偶発性を許容しながら、自分がその作業の中でリラックスできるようでないと、できた瞬間はやったと思っても案外長持ちしないものです。緊張の場面ほど良いイメージがもてるアスリートの感覚に近いかも知れません。と思いましたがそこまでじゃないですね。マイケル・ジョーダンがドリブルしながらベロを出すような感じでしょうか。これもちょっと違いますか。スポーツに例えるのが無理でした。
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