[66]  [65]  [64]  [63]  [62]  [61]  [60]  [59]  [57]  [56]  [50

©2008 Bungeishunju Ltd.

北京オリンピックが終わってからも残暑が続いてますが、金メダルを取った北島選手が表紙のちょっと前の Number でこんな飾り絵を描きました。見開きページ一杯に細かいキャラクターがレイアウトされてるのを見るのは、空間にパーツを並べてるみたいで楽しいのですが、描いているときは部品を組み立てる熟練工のように、ストイックな気持ちで作業しています。こいう作業は没頭できます。
  
描いている段階でつい気になるのは、並べたときの全体が活き活き見えてくるかどうかなんですが、これってただ色価の関係だけじゃないと思います。例えばキャラクターの性格にも引力のようなものがあって、各々が引っ張ったり突き放したりしながら、バランスのとれた紙面が出来上がってくような気がします。その性格とは、固いとか柔らかいとか、静や動、生き物なら性別だったり、かわいいとか怖いとか貧乏くさいといった、キャラクターのもつ意味のようなものです。でも最初からバランスを考えすぎるのはよくありません。ある程度偶発性を許容しながら、自分がその作業の中でリラックスできるようでないと、できた瞬間はやったと思っても案外長持ちしないものです。緊張の場面ほど良いイメージがもてるアスリートの感覚に近いかも知れません。と思いましたがそこまでじゃないですね。マイケル・ジョーダンがドリブルしながらベロを出すような感じでしょうか。これもちょっと違いますか。スポーツに例えるのが無理でした。

カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ARCHIVE
crossmedia
Cyzo feature Guide in campus Dojinboy Nationale 7 Hitoniyasashiku play Forest AB friends Talk&Manner hp
paper
paper
cover
cover
web
web
関連グッズ
日本イラストレーション史(単行本)
美術手帳_日本イラストレーション史
70年代なかば映画のチラシ集めがブームとなり、映画館… (続きを読む
ROOTOTE_Mickey & Minnie
ディズニー、大好きです。プルートが好きだったんで東京…(続きを読む
FLO:Q(フローク)
デスクトップ用ウィジェット「FLO:Q(フローク)」をデザ… (続きを読む
1980年代のポップ・イラストレーション
80年代を振り返ることがちょっとしたブームのようです… (続きを読む
赤ちゃんと子どものちいさい刺しゅう
カリスマ的刺しゅう作家大塚あや子さんのとっても可愛い… (続きを読む
ブログ内検索