近作のデータを失ってからブログの更新も滞ってましたけど、その間こんな仕事をしたのでアップします。メトロミニッツって結構メジャーなフリーペーパーなんですね。東京メトロの駅に置かれてるのだからそれもそのはずなんですが、今やフリーペーパーも駅構内の風景にとけ込んじゃってなかなか目立ちません。でもそうも言っちゃいられない。ポスターが一方的に見せるための媒体なら、フリーペーパーは見る側が情報を欲しいと思って取りにいく。つまり能動的になれる要素はこちらの方が高いわけで、考えてみればインタラクティブ性の高い紙メディアだということになります。かつラックの設置を工夫すれば整然と並んだその表紙はB倍ポスター以上の迫力を出すと考えると、これは印刷メディアだけど立体化、オブジェ化する場合もありうる。う〜んなかなか奥深い、と思って配布日に新宿駅に行ったらもう一冊もありませんでした。この絵が並んだ壮観な出で立ちを写メしようと思ってたのに…。でも楽しく描けたので制作上はいっさい問題ありませんでした。
ポスターの立体化、言い換えれば広告が印刷図版から多媒体化を遂げた出来事が80年代に突如起こります…というのは言い過ぎかな。でも当時の印象はまさにそういう衝撃でした。こんなエピソードを含むイラストレーションの特集を組んだ美術手帖が、もうすぐ発売されます。後日ブログにも情報をアップしますが、たぶんこれまでにない資料性の高さとなるはず。ぜひお求めを。
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