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先日青山ブックセンターでおこなわれた菊地敦己連続対談「つくるということ」は無事終了いたしました。

今振り返ると肝心なことを話し忘れていました。自分の中に「絵」というものに対する問いが生まれて、それを何とかしようとすることで(結局解決はしないけれど)運動が生まれ、それが何かをつくる示唆となり、誘因となっていく。そうした体系的なサイクルが「つくるということ」の正体ではないか…という話を、忘れないうちに最初にしたのは良かったんですが、肝心の、じゃあ具体的に何を自分がつくってきたのかをぜんぜん話してませんでした。自分の中に生まれた問いが、それらにどのように繋がったのか、という話も。

ただこの対談は文章おこしされるということで、そのための補足のミーティングがあるそうなので、そこでしっかりと解説したいと思います。しかし二時間もいったい何を話していたんだろうか。
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最近はイベントのインフォメーションばかりで仕事のことを書いてなかったので、ちょうど今京橋のAGCスタジオというところで開催されている、展示会についてご報告します。「ガラスにできること」というこの展示に使うビジュアルです。このガラスに関するさまざまなお話を書いているのはみかんぐみの皆さんです。これにぼくが描いたビミョウな表情のイラストを使用して、クールで味わいのあるビジュアルをディレクションされたのが、ADの則武弥さんです。今週中に現場に行って写真を撮ってきまーす。つづく…

 

…行ってきました。スタジオ内部には外から隅々まで見通せる、清涼感のある空間が広がっています。一階奥には体験スペースがあって、ここで遮熱、断熱、結露防止、防音といった、新素材というか新技術をためせるだけでなく、従来のものと比較してその歴然とした違いが体験できるよう工夫されていました。同じ透明なガラスなのにどうして熱や音を遮るのか、受付の女性の方が丁寧に説明してくれたのですがほとんど覚えていません。難しい理由ではなかったと思います。

  

二階は、さまざまなガラスのサンプルや実験用具、ガラスにまつわる書籍などが陳列してあり、フロア全体を見渡しても余計なものがなくとても気持ちの良いスペースです。特に似たところはないのに、子供の頃よく行った逓信総合博物館を思い出しました。しばらくすると奥の方からアドバイザーの方が出てこられ、ご挨拶までいただいたにもかかわらず、気の利いた質問もできずただただ恐縮するばかりでした。今度はガラスについてもう少し勉強してから来ようと思います。
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