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©1992 KOJI HONPO CO.,LTD.

コージー本舗から発売されたレターセットを見つけました。植物好きの男性をモチーフにしています。コージー本舗さんって化粧品屋さんだったんですね。知りませんでした。私が知ってるのはオサムグッズです。

キャラクターと呼ばれるものは通常その背景に「物語」を背負っていて、受け手がその物語に響くことでキャラクターたる役割を果たします。そのパターン認識をひらたく言えば「萌え」となります、広い意味で。例えば私の姪が今1歳なのですが、アンパンマンを見て「アンパンマン」とか「バイキンマン」とか叫びます。その背景には、アンパンマンをテレビで見たりした時の、動きや形態、色、声等の摺り込みがあって、その総合的な楽しいイメージを認識し反応しているわけです。しかも「アンパンマン」という言語の発声のしやすさが、暗唱と反復まで幼児に促すところがアンパンマンの凄さですね。

オサムグッズが画期的なのはそうした先行した物語なしにキャラクターグッズの機能を果たしているところです。予めそのアイキャッチャーの何らかの中に物語を内在させてデザインしているとでも言うのでしょうか。造形的破綻のきわめて少ないモダンデザインとしてこれを達成しています。通常はアドバタイジングで使われる手法を、キャラクターグッズに特化させたというところまでは何となく分かりますが、それ以上のことは原田治さんに聞かないと分かりません(笑)

©1988 THE MAINICHI NEWSPAPERS.

このグラフィックは毎日新聞の日曜版に掲載されたものだったと思います。知る人ぞ知る名人や趣味人を取材し、それを絵と文章で報告するといういわゆるルポルタージュものの企画です。担当の編集者には、とりあえず自由に描いてみてと言われてました。仕上がったこの作品を見せたら「このサルとか女性とかは何ですか?」と聞かれたので「構成上必要と思ったので入れました」と言うと「次回からもうやらなくていいよ」と笑われました。次の回から本当に別の人が描くことになりました。

そんな訳で一回で終わってしまったのですが、ちょっと説明します。たしか板橋か巣鴨の方にお住まいのボトルシップ作りの名人を取材したもので、右下の日本丸の瓶の上で“O'l Man River”を歌ってるのがその名人です。マニア具合を強調するため船長の格好をさせてみました。中央の瓶はローマ時代のガレー船、その後ろに大きく描かれた万国旗の船が有名なミシシッピーのショーボートです。こうしてよく見るとサンタ・マリア号ヴィクトリー号もあるし、左上にはボトルシップ完成までのプロセスも描かれてます。こうして見ると特に問題があるとは思えません。尚、この手法がその後「人情紙風船」に引き継がれて行きます。

©1994 GENKOSHA Co.

極私的イラストレーション人情紙風船の第4回は映画のチラシがテーマです。タイトルも「人情ちら紙風船」となっていて、相変わらずフレキシブルな様相を呈しています。これ漢字だと「散らし」と書くのが正解のようで、その旨タイトル横に添え書きしてありました。

さて主役のこのチラシは「エンテベの勝利」という映画のもので、当時の中東状勢を踏まえて公開中止になったと記憶してたんですが、調べてみるとどうやら封切りはしたがすぐ打ち切られたらしく、結局上映されたことが分かりました。このチラシも幻の逸品となるはずだったのがどうだったんでしょうか。詳しい方がいらしたら教えてください。

1976年のエンテベ空港奇襲作戦はイスラエル軍の人質救出電撃作戦として有名です。ウガンダのエンテベ空港に不時着したエールフランス便を、電光石火の英断で救出するという鮮やかな手際が謳われているようですが、映画の方も電光石火で作ったせいなのかデキは相当に悪いとのこと。犯人のパレスチナ解放人民戦線のメンバーたちを食人大統領で有名なアミン大統領が援助していたらしく、悪役には申し分のない顔ぶれが揃ったことで、制作サイドも上滑りに勢いづいたんだと察せられます。

画面の数カ所に、アラブゲリラの兵士と共にくさやが描かれてますが意味は思い出せません。中央には今は亡きアラファトPLO議長も居てなにか喋ってます。だいぶパレスチナ側に肩入れした構図ですね。なお今回からチラシを持って現れた丹下左膳みたいな人が新メンバーとして旅に加わりました。


    
©1994 AOYAMA TADING co.,ltd.

泉麻人さんの日記調の文章がとても楽しい雑誌広告です。主人公の青山くんはデートのたびになぜか不幸な目にあうのですが、結末はいつも「それでも人生は楽しい」と感じられるほのぼのしたオチになってます。全部で何回のシリーズだったか覚えてませんが、手元にあったのはこの二枚だけでした。洋服の青山はご存知のように業界最王手のスーツ専門店で、今や「ザ・スーツカンパニー」「ユニバーサル・ランゲージ」といったセレクトショップさながらのブランド展開で、若きビジネスマンの人気を呼んでいます。ほとんどスーツを着ない自分のような者にはあまり関係ありませんけど。

©2005 mao

ドラマーでありラップトップ演奏家の尾嶋優。Jimanicaはドラムアブストラクトの分野で精力的な活動を繰り広げている彼のソロプロジェクトです。このファーストアルバム"Entomophonic"は昆虫を題材にした野心作で、収録された13曲にも虫の名前のタイトルがついています。その13匹の虫をデザインすることになりました。レイアウトされた紙を折り畳んでCDケースに入れると、13曲目のミンミンゼミのアイキャッチャーがこんな風にジャケットになる仕掛けです。すべての虫は、CMYKそれぞれ100%のベタの4色線のみで描かれてます。

さらに尾嶋は、itoken山口崇司、と組んだ”オーディオ・ヴィジュアル”ユニットd.v.dでも活動。各々がもつ自己言及的なプレイスタイルをリンクさせることで、三人のインタラクションが別ステージへ昇華する様を私たちにみせてくれます。ストイックなのにエンターテインメント。以下尾嶋優とその周辺情報をまとめて紹介。CDお求めください。

追記:Jimanicaの最新アルバムはトラックメイカーAmetsubとの共作 "Surge"

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