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こちらのイベント終了しました。
ありがとうございました!



アーティストでイラストレーターでアニメーション作家でもある水野健一郎氏の個展「アニメーション」でトークをやります!場所は銀座のガーディアン・ガーデン、日時は29日月曜日7:10pm〜8:40pm(予定)というとても不可解な時間帯です。水野さん関係のトークはNADiff美學校でもやったのですが、どちらもとってもディープな催しとなりました。



先立って新宿の海鮮居酒屋で行われたもう一人のゲスト浅野直之さんを交え、刺身と焼き魚をつまみながらブレストしてきました。テレビ漫画と呼ばれていた昭和40年代から、アニメ主題歌やタイトルバック、作曲家、声優、アニメーターの話に花が咲きましたが、具体的なことはほとんど忘れてしまいました。本番はこのようなただの居酒屋話にならぬよう、しっかりと映像を流しながらやるようです。影響を受けたテレビアニメ、アニメーションの過去現在、2000前後のゲーム業界との接近、なぜオシャレであってはいけないのか、モンスリーナディアのことやどうでもいい業界話など、これらに何とか収拾をつけ、解説、進行していきたいと一同考えております。



水野健一郎展“アニメーション”
2013年7月16日(火)~ 8月1日(木)
11:00am〜7:00pm 日曜・祝日休館 入場無料

トークショー
「商業アニメとアートアニメの狭間で」
都築潤×浅野直之×水野健一郎
2013年7月29日(月)7:10pm〜8:40pm(予定)
入場無料 要予約(予約TEL 03-5568-8818)


MdN「デザインを学ぶ 2」に作品が紹介されました!
かつ、色彩についてのインタビューも掲載されました。イラストレーションでのカラー計画についていろいろと語っていますが、じつは色は苦手なのでどう説明したら良いか迷ったあげく、素直に「色が嫌いです」と文中で打ち明けてます。でもたしかに嫌いな分セオリーは思いっきりあるので、そういう意味ではタイトルに偽りはないですね。



形態と色彩は切っても切り離せない関係であるにも関わらず、その間には小学生の時から深淵な溝を感じていました。切り離せないのに遠く隔たった関係…なぜかそのように感じながらずっと絵を描いてきたので、自分が本当に描くことが好きなのか嫌いなのか、仕事をするようになってからもこの気持ちの悪い感覚がつきまとったまま39歳になった日を覚えてます。それから10年以上このことだけをアホみたいに考えてるんですが、いい加減に何とかしないといけませんなあ。それとなぜ39歳なんでしょう。

「都築潤×中ザワヒデキ展」しゅ、終了しました。最終日は雨天に関わらず大勢の皆さんにお出でいただき、おかげさまでこのピンズもたくさん買ってもらえました。ありがとうございました



いま神保町で開催中の「都築潤×中ザワヒデキ展」ではカッパのピンバッジを300円で販売中です。展示をご覧いただいた後、よろしければお買い求めください。小さいです。

日程: 2013年4月15日(月) - 4月20日(土)
時間: 10:00 - 18:30(最終日17時まで)
会場: 文房堂ギャラリー(東京都千代田区神田神保町1-21-1 文房堂ビル4F


※初日のギャラリートーク、美學校でのトークを終了しました。
今回のテーマでもある80年代の話についてご興味のある方は、
この本の日比野克彦氏インタビューやコンペティションの項
等々を読んでいただくとけっこう参考になると思います。
それから「取り組んでいるのは絵だけの問題であるはずがない」
という言葉で、トークを結べたことがとっても良かったです。

今日から美學校主催「ギグメンタ_都築潤×中ザワヒデキ展」はじまりまーす!以下ステートメント&トークの予告です。分かりやすく書こうとしたら、ちょっと赤裸々風味になりました。

小中学校の時からイラストファンだったぼくが、それとは関係なく美術大学に入ります。ディスプレイや空間演出の分野なら、勉強すればがっぽり稼げると思ったからです。その後もイラスト鑑賞は、映画のチラシなどをくすねては趣味で続けていたので、パロディ展やグラフィック展というPARCO系の公募展も、その流れで見にいってました。いわゆる公募展ブーム、80年代グラフィズムの時代に突入します。これを背景に突然現れたのが日比野克彦でした。美大生だったぼくは、この「グラフィック展」という名前にもかかわらず「アート」と呼ばれたジャンルにたいへん興味をもち、せっせと応募を繰り返します。日比野のようなアーティストになるためでした。そして入選もしたし、受賞もしました。

しかしほどなく「少年アート」という本を友だちに紹介されます。そこには、今流行っている公募展ブームはアートとは無関係である、といった意味のことが書いてありました。そしてこの本に書いてあることがアートなら自分にはぜんぜん向いてないと思い、目標をアーティストからイラストレーターに簡単に切り替えます。この本のいう「アート」が、とても難しい世界のものに思えたからです。それ以降ぼくはずっとイラストレーターであり、イラストレーションを描くことを生業としてきました。これは今も変わりません。

さてイラストレーションはビジュアルコミュニケーション(ちょっと前ならグラフィックデザインでよかったのだけど)のパートであって、複製メディアや大量生産を前提としたものづくりです。これは成立の経緯からしても、経済圏からしても、アートとは別ものです。まあアートやデザインの定義は広げて語ることもできるのですが、それは置いとくとして、つまりぼくはいわゆるアーティストとか美術家ではなく、ビジュアルデザイン分野のイラストレーションというパートを専門にあつかう、一種の職人だということをとりあえず言っておきます。

ところが1996年頃にPCで絵を描き始め、しばらくしてある問題に気づきます。そして2001年にその研究発表のような個展「VERVE」を開きます。ここで登場するのが中ザワヒデキです。

2001年当時ぼくは、この問題を解決すべくVERVE作品を納めた大型のポートフォリを作成し、解決してくれそうな人に見せて回っていました。その最後にアポって会ったのが中ザワ氏でした。中ザワ氏とは80年代のコンペ仲間だったのですが、訳あって10年間まったく会っていませんでした。しかしこの再会を機に、大きないくつかの問題は「ベクターvsビットマップ」という呼び名に集約され、以降この問題を共有することになります。そしてぼく自身は、この問題とイラストレーションを分けて考えるようになります、というより考えられるようになりました。この「分けて考える」というのが、なかなか理解されません。

イラストレーションのことを考える時は徹底してそれを考えるし、自分が関わったデザインやメディア上の計画を成功させたいと思っています。ですからこれと絵の問題とはまったくの無関係、いやそれだけでなく、絵の問題をイラストやデザインに持ち込むことはむしろ弊害であるとさえ思います。そんなこと仕事に持ち込んだりしたら、課業の邪魔だし神経も保たないでしょう。こうした状況下で、自分の中の「ベクターvsビットマップ」は「絵一般の問題」へと段階的に移行します。

えーと長くなったので結論を言うと、展覧会主旨には「イラストレーションからアートの世界まで横断的に活躍してきた…」とありますが、この言い回しは誤解をまねきます。少なくともぼくは横断的に活躍してません。ぼくが言う「ジャンルの枠を外す」というのは、ジャンル横断的に活動することではなく、ジャンルの枠を外した横断的な「絵の観かた」をしているということです。ジャンルを越えるのは自分ではなく「絵」の方であって、すべての絵はこの「絵一般の問題」のもとに相対化されるという意味です。

ざっくばらんに言うと、イラストレーションも絵の問題も両方面白い。しかしその面白さがまったく違う。後者に関しては面白いなどと言ってられないフェーズもありますが…。くわえてよく言われる、イラストはお金のために描いているだけで俺が本当にやりたいのはアートだ、的な話とはじぇんじぇん違いますよ、念のため。ではよろしくお願いしまーす。
(敬称略)



日程: 2013年4月15日(月) - 4月20日(土)
時間: 10:00 - 18:30(最終日17時まで)
会場: 文房堂ギャラリー(東京都千代田区神田神保町1-21-1 文房堂ビル4F

《ギャラリートーク》
初日4月15日に美術史家の石井香絵さんをゲストに招き
ギャラリートークを行う予定です。是非お越しください。

ギャラリートーク第1部:17:30-18:30 会場:文房堂ギャラリー
ギャラリートーク第2部:19:00-20:00 会場:美学校


※審査は無事終了しましたー。

第8回グラフィック「1_WALL」展
2013年2月25日(月)~ 3月21日(木)
11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

展示期間中の3月6日(水)には公開審査があります。
これはいま開催中の1-WALL展出品作家の中からグランプリが選ばれる最終審査で、メンバーは小川雄太郎小野寺奈緒下野薫子林香苗武細川貴恵Leika Leeの6名のみなさんです。以下は抱負。

そもそも自分がコンペ好きというか、アカデミー賞やレコード大賞を観たり調べたりするの好きだったし、80年代に流行したグラフィック系コンペに出すことで随分と鍛えられた経験もあって、しょーじき応募者各位の心境はさておいて楽しみたい。とはいえ立場として責任もある。審査員みんながそうだと思うが、自分がつくってきた作品制作姿勢というものがあって、その中で醸成してきた思想や嗜好を根拠として各々が審査に臨むわけで、だとしたらその公開の場で見え隠れする審査員の感性こそがじつは聴衆から審査されているとも言える。そう考えるととても身の引き締まる思いがする。

ではコンペに何を鍛えられたのかというと、流れとか自分を捉えるような感覚だったと思う。絵を描きたいのはいいけど、何を描いたらいいのかわからない。何度も落選するうちに自分に不似合いな表現に気づきそれを捨てて、比較されてもたぶん勝てるなと思う部分を残していったら、自分のエッセンスのようなものが分かってくる。そのエッセンスをより強めようと集中したとき、なにかギアが切り替わったような感触をうける。そういうドライブ感がコンペの面白さだ。その意味でコンペは目標を与えてくれたのだと思う。でもそんな目標はすぐ消えて、ほどなく疑念がわいてくるのだが…。

さて最終審査に残った6人はというと、もうとっくにギアチェンジは経験してると見受けられる。人によっては「なぜこの若さで」と感心してしまうほど要らない情報を堂々と捨象している。やっぱり一つには才能の賜物だろうが、もう一つには情報の取扱いが昔とはまるっきり違う「今」を感じてしまった。これって羨ましいとも思うけど実は大変な、先駆とか尖端がわからない世の中ということだ。そこに自覚的だと情報キングだけを狙ってられないはずで、そうなるとやっぱりエッセンスが必要になってくる。さてそのエッセンスは本物か、それとも高度な情報の取扱い技術なのか。それを確かめたい。

[公開最終審査]
3月6日(水)6:00p.m.-8:30p.m.
審査員:居山浩二 大塚いちお 柿木原政広 菊地敦己 都築潤
入場無料、要予約(TEL 03-5568-8818)
審査会はどなたでもご観覧いただけます。

3月19日(火)にはポートフォリオレビューもあるよー!
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